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様々な人とのふれあいの中で感じたこと・思ったこと・考えたことを自分なりの視点と解釈で綴っていく…。
by re_myself_design
コーヒーと夕方四時のやわらかい風
ベランダの窓を開けると、

やわらかいひんやりとほほを包む風が

部屋の空気をやわらげてくれる。

コーヒーとパソコン、それにお気に入りの音楽だけでも

休日の午後は十二分に彩られる。

曇り空なのが、今の自分の気持ちを投影しているかのようだが、

それもまた良しとしよう。

それもどうせあと数時間のこと。

もう少しすれば、人工の光と、自然の光とが交錯し

役目が入れ替わるのだから。

その合間をどれだけの人間が楽しめるのかは、また別問題。


窓の外に視線を向けながら、ふとこっちに来て4ヶ月という単語が

頭に浮かぶ。

正確には半年だが、この際それはいいことにしよう。


この秋という季節は、感情的に解釈してもとてもやっかいなものだ。

考えなくてもいいことを、帰り道、寝る間際、

そう、ありとあらゆる気持ちの合間に入り込んでは

心を揺さぶり、ゆうかいに近い現象という名の時間をもたらす。


働き出して、自由な時間の変わりに、いや、

対価として生きていくための道具を手に入れた。

あくまでもそれは道具に過ぎない。

たくさんの道具があるにこしたことはないが。


昨日はある理由のある日だった。

でも、物理的な障壁がそれを拒む。

それに打ち勝つ術をまだ見出せていない。

見出せないまま、時間だけが加算されてゆき、

そのまま時間の渦へと引きずられ、

水平線のかなたへとへと消えてしまうのだろう。


いくら、新人といっても

道具をもらっている以上、その存在価値を

誇示する必要がある。

ただ、毎日繰り返しできないことに対して、

それを向上させることに費やす時間は、

短期的に見た場合には、道具に見合った対価を、

生産的に生み出しているとは言いがたい。

自身の気持ちと、方向性の問題を少しは起因しているとは思われるが。

道具を対価としてもらっている以上は、プロである。

私はそう思う。

対価をとしてもらっている道具以上に、生産的価値を

提供できてこそ、プロからコアプロとでも比喩しておこうか、

とにかくそれに近づける。


ストレッチが人よりも多く求められている、劣等生のいいわけである。



コーヒーが冷たくなってきた。


この季節の一つの欠点だ。

温めなおしてから、

今度は外へ踏み出してみようか。



やわらかい風が

今のよどんだ胸のうちを透き通してくれるのを期待して。
by re_myself_design | 2008-09-28 16:38
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